2026年07月29日
官公庁・自治体・業界団体
2026年7月16日(木)、RISE-A主催イベント「政策キーパーソンと語ろう!~vol.2 文部科学省 根津 半導体エレクトロニクス推進室長との90分間~」を開催しました。
本シリーズは、政府の政策立案の最前線で活躍するキーパーソンを招き、政策の背景や今後の方向性について直接議論する企画です。第2回となる今回は、文部科学省研究開発局環境エネルギー課 半導体エレクトロニクス推進室長の根津純也氏をお迎えし、文部科学省における半導体政策、人材育成、研究開発、研究基盤整備などについてご講演いただきました。講演後には質疑応答とネットワーキングを開催し、参加者との活発な意見交換が行われました。
根津氏は、AIやGX、経済安全保障の観点から半導体の重要性が一層高まる中、文部科学省が推進する半導体関連施策についてご紹介されました。政府では、製造だけでなくパワー半導体やセンサーなど幅広い領域を視野に政策を進めており、文部科学省は人材育成、研究開発、研究基盤整備を担う役割を担っています。続いて、半導体人材育成拠点形成事業「enSET」をはじめ、高専・高校・大学までをつなぐ教育施策や研究開発支援について解説しました。また、大学における半導体教育を担う教員不足という課題にも触れ、産学官が連携して人材育成を進める重要性を説明しました。さらに、次世代X-nics半導体創生拠点形成事業やGaNパワーエレクトロニクス研究、ARIMなどの研究基盤整備の取り組みを紹介するとともに、「半導体×量子」「半導体×バイオ」といった異分野融合にも言及。AI時代においては、個別技術だけでなく異分野を横断し、システム全体を俯瞰できる人材の育成が、今後のイノベーション創出に不可欠であるとの考えが示されました。
講演後には、質疑応答を実施。参加者からは、半導体設計人材の育成、アカデミアと産業界の連携、ミニマルファブの活用、研究成果の社会実装など、多岐にわたる質問が寄せられ、根津氏が政策の背景や今後の方向性を交えながらご回答されました。
講演終了後にはネットワーキングを開催しました。参加者と登壇者との間で、講演内容をさらに深掘りする議論や今後の連携の可能性について意見交換・名刺交換が行われ、会場は終始活気に包まれました。当日は会場に約70名お越しいただきました。参加者アンケートでは、「政府の方の考えに直接触れることができる貴重な機会だった」「政策の背景まで詳しく聞くことができ、大変勉強になった」「半導体人材育成施策が非常に分かりやすかった」「文部科学省と経済産業省の連携の重要性が理解できた」などといった声が寄せられました。
RISE-Aでは今後も、産学官のキーパーソンとの対話を通じて、半導体産業の発展や新たな共創につながる交流・情報発信の場を提供してまいります。